Posts from 3月 2011.

個人の家をみんなでつかう

写真の「大木と大岩の家」は沖縄での私の初仕事

風の気持ちよさを思いださせてくれた日曜日に

近所の工芸の作家さんやパン屋さんや歌うたいによる

小さな手作り市が行われました。

この家の設計中の話の中で

「公民館のような家になったら・・・・。」

と言う 施主の言葉を 思い出しました。

個人の家をみんなでつかうことのおもしろさ、

住宅が公共性をもつことの可能性、

プライベートな空間の窓がパカッと開き

パブリックなモノが、なだれこんでも

のんきに構えるこの家の「さま」を見て

設計者としてはうれしくなりました。

建築の用途に対する「ふところ深さ」について考えてみると

おもしろいかもしれません。

例えば、住宅として設計された家が喫茶店としてそのまま使っても

不自然に感じないこと、それを「ふところが深い」と言えます。

どう改装してもよい テナントビルの一室が

「ふところが深いですか?」と、問われてみると

「深くないです。」と答えたいものだなぁと思います。

スーパーカミオカンデはどうかと聞かれたら

「実は深いのですよ。」と答えてしまいたいです。

100年後にニュートリノをみながらお茶できる

カミオカンデカフェができていたら

楽しそうだからです。